プラハの在住の日本人に直接質問してみてください。
ロコに質問するポトレフェナー・フサ | プラハ在住けんやさんのおすすめレストラン・グルメスポット
ポトレフェナー・フサ
現地語表記:Potrefená husa
【オススメ度】
★★★★★ by けんや (5個満点)
おすすめする理由と説明
レストランについてよくあるご希望で「観光客はいなくて地元の人しかいない店」というのがありますが、これについては程々が良いです。というのは「良い店には観光客も来る」という事で、観光地なのに観光客が全くいない店は逆にヤバい店です。観光地を離れればもちろん現地人しかいない店ばかりですが、ちょっとそこまで行くのは大変です。
今は簡単にネットでレストランの検索も出来て、以前は地元の人しかいなかった様な良い店もアッという間に発見されて評判が広まってしまいます。なので私はそういったご希望がある時には「観光客4:現地人6」くらいの割合の店をご案内しますが、ひとまずそんな店でパッと思いつくのがPotrefená husaという店です。ここはチェーンなのであちこちにありますが、ご紹介する店舗は「Platnéřská通り」というカレル橋近くの店です。観光地ど真ん中なのにも関わらずいつ行ってもほぼテーブルは空いていて店内もゆとりがあり落ち着けます。
良い店なのに何故かあまり観光客がいなくてだいたいいつもいるのは現地の人達です。たぶんモダンな今風の雰囲気で観光客ウケしそうな感じの店内ではないからかもしれませんが…スタッフは丁寧でいつも笑顔なのでチップも弾みたくなります。ビールはプラハの地ビール「Staropramen」を提供していてもちろん泡まで美味しいです。私はよく「ŘEZANÝ」というハーフ・アンド・ハーフをここで飲んでますがイケます。
そして何より地元の人間ばかりなのにお一人でも非常に入りやすい雰囲気の店なのでオススメです。
ちなみに店名のPotrefená husaというのはキリスト教圏の古いことわざから来ていまして、「Husa」というのがガチョウの事なんですが、この由来というのは聖マルティヌスの話で、マルティヌスが「トゥールの司教に是非なってください!」と依頼されたもののマルティヌスは「司教になんかなりたくない!」という事で使者が来た時にガチョウ小屋(もしくは森)に隠れたんですが、その時にガチョウが鳴き始めたためマルティヌスは見つかってしまいます。それからその密告(?)をしたガチョウになぞらえて「やましい事のある人間はよく喋り墓穴を掘る」という意味のことわざが生まれました。なので聖マルティヌスの日(11月11日)にはガチョウを食べる習慣があります。なんだかガチョウが不憫ね…。
けんや
Dobrý den! はじめまして、プラハ在住チェコ政府公認ガイドの佐藤賢也と申します。 プラハへやって来たきっかけはもう二十年以上も大昔の事ですが、その頃より演奏活動で欧州各地の街のフェスやあちこちのイベントを廻っておりましてプラハへも度々訪れ最終的にはここの街の空気に魅せられ居着いてしまいました。 プラハのカレル大学内のチェコ語コース(UJOP)を修了後にチェコの営業許可、そし...